リーガル W255と2177 | Regal W255 & 2177
もうずいぶん前に購入した靴であるが、紹介しておこうと思う。
リーガルのウィングチップ、W255である。
2013年ごろに購入したと思うが、ほとんど履くことなく靴箱の奥底に眠っていた。
履いていなかった理由は「ちょっと迫力がありすぎるから」で正直存在を忘れかけていたが、最近になって「そういえば一足あったよな」と引っ張り出してきた。
リーガルのウィングチップ、W255である。
2013年ごろに購入したと思うが、ほとんど履くことなく靴箱の奥底に眠っていた。
履いていなかった理由は「ちょっと迫力がありすぎるから」で正直存在を忘れかけていたが、最近になって「そういえば一足あったよな」と引っ張り出してきた。
当時は靴のスペックなどあまり気にしたことがなく、今になって調べてみようと思いたったがなにぶん古いため情報がなく苦労した。
なんとかアーカイブされたサイトを探すことができ、わかったのがこれ。
靴を横から写真を撮るとずんぐりしてしまうが、実物もどっしりしている。
ダブルウェルトでコバの張り出しも大きい。
リーガルにはこの手のデザインの靴が多いので、見た目は珍しいものではない。
ツリーはOPS-2001に使用していたLife Valueを流用。
オデッサ木型に使うと踵が大きいが、この靴にはぴったり。
中もこの通りでぴったりだった。
甲はしっかり伸びており、ボールジョイントも親指側はフィットしている。
あまり幅広なツリーではないため小指側はやや隙間があるが、全体的にはよい感じ。
ソールはGEOX。
すでにリーガルとの提携は解消しているので、オールソールしてもオリジナルにはならない。いつになるかわからないが、そのときはビブラムのイートンにするつもり。
ソールは厚いが返りはよく、クッション性もいい。
数年間、まったく履くことなく放置していたのだが、カビはおろかヒビ割れ一つなかった。最後にどんな手入れをしたかすら覚えていないが、コロンブスのクリームを塗って拭き取っただけだったと思う。
プリメンテすらしていない靴であったが、今普通に手入れするだけでとてもよく光っている。
肌理は細かく皺も穏やかで、たかだか6~7年前ではあるが昔の革は上質だったということなのだろうか。
クリームは主にブートブラック・シルバーラインを使っている。
サイズは25.0のEEEだが、今だったら24.5を選んでいると思う。
それゆえ足を入れるとややゆったり感じるが、靴の中で足が動きすぎることはなく、足首のホールドがいいので踵が抜けることもない。
足が浮腫んでも痛くなることなく、踵も抜けず、大きめのヒールもあってかクッションがいいため、手持ちの革靴では(後に紹介するショーンハイトと並んで)最も「歩ける靴」になっている。
仕事ではなかなか使いにくいが(せめて内羽根ならよかったのだが)、それでも時々は履いていくようになった。
オデッサやインバネスのようにスマートな靴を履くようになると、このW255のようなぼってりした靴はなんとなく敬遠してしまっていたが、これはこれでいいなあと思うようになってきた。
ついでにもうひとつ。
約30年前になってしまうが、高校生のときに買ってもらった定番のローファー2177。
人生初リーガルで、嬉しくて毎週のように磨いていたのでいつもピカピカだった。
最初は踝が痛くて血だらけになっていた記憶があるが、慣れてくるととても快適だった。
ヒールは2回、ソールも1回交換したと思うが、もはや履く機会もなく、カビもうっすら生えてきたので02PRを購入したときに処分してしまった。
履き口は痛み、ガラスレザーのアッパーもひび割れ、全体的に型崩れしていたが今の手入れの知識があればもっと綺麗に保てていたと思う。
今でも写真を見ると、手に入れたときの嬉しかった気持ちを思い出す。
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